第11回無料中国茶教室(六安瓜片)の風景

2021.6.26
中国茶教室
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いつもありがとうございます。伊豆高原Natural Chinese一茶一酒でございます。

先週の水曜日(6月16日)に、感染対策をしっかり取った上、無事に第11回無料中国茶教室を開催致しました。多数の申し込みを頂き、誠にありがとうございます。定員で6月期に参加できなかったお客様は、ぜひ7月期を早めにお申込下さい。第12回は、7月の第三週の水曜日に行う予定です。

さて、第11回のテーマは中国十大名茶の1つ、特級の六安瓜片(緑茶)です、正直贅沢過ぎる一回でした。笑。

前半はレクチャー(教室詳細、基本知識、冷たいお茶の美味しい淹れ方、本日のお茶、使用する茶器に分けて)、後半は実技の構成でした。

 

六安瓜片 茶葉

六安瓜片 茶水

今回の前半のレクチャーがいつもと同じ盛り沢山です。そして今回はいつも参考にしている本(5CMほどの辞典のような分厚い本)を何冊持っていて皆様にお見せしました。実は、毎回教室の資料を作るのに大体一週間くらいかかります。まず今までの自分の知識を箇条書きに書き出して、そしてネットで最近の変化や時代の流れなどを把握して、最後に茶経など信憑性の高い参考書に戻り、徹底的に調べています。

参考書の一部

また美味しくお茶を淹れてもらえるため、毎回お茶教室の前に、同じく講師を務める川嶋さんと試飲会を行っています、難しいお茶の場合は、2回やる時もあります、今回の六安瓜片はそうでした。では、なぜこんなに時間をかけて、費用をかけて、手間をかけて、無料のお茶教室を開いているのか、そして今店が休業しているのに、忙しい子育ての合間を縫っても無料のお茶教室を開きたいのか、今まで照れていたため、あまり話さなかったのですが、今回は熱演しました。

中国は歴史が長くて、伝統文化がとても素晴らしいです。しかし、海外の人に知られていない、そして、国内の人でもだんだん伝統文化を忘れてしまっています、心が痛いほどもったいないと思っています。最初に主人の実家~紹興に行った時に、その素晴らしい町の風景、中国庭園、そして茶室と出会った瞬間の感動は、今でも忘れられないです。お茶文化は中国伝統文化の1つで、お茶文化に触れることによって、伝統文化を伝えられたらいいなと思っています。自分はただ一人の普通の人間です、力はまだまだないのですが、こうやって海外で中国文化を発信することによって、いつか中国国内でもこの熱意を伝えて、伝統文化を大切にしようと思わせたら更に嬉しいなと思っています。 

蒼橋直街(紹興町の一隅)

また当初永住の地を探すのに、千葉からスタート、東京周辺、熱海、下田まで行って、巡り合えたのは伊豆高原です。ここで骨を埋めるつもりでいます。せっかくなので、伊豆の皆さんにちょっぴりでもいいから、何か役に立ったら嬉しいなと思って、無料中国茶教室を始めたわけです。この思いで、店が休業しても、お茶教室を続けています。そして、できる限りにずっと継続したいと考えています。

この話をしているうちに、なんだか自分が熱くなって、目がウルウルになり、もっと頑張りたいと思いました。主人の指摘のように、大義を語ることは決して恥ずかしいことではない、それを理解して頂くことによって、お茶教室は更に意味ある存在になります。これからも語り続けるつもりで、ある意味で、自分に語りかけています、私は何のためにこれをやっているのか、それを原動力に日々精進したいと思います。

 

レクチャーの内容に戻ります。六安瓜片の概要を説明して、日本緑茶と中国緑茶の違いについてお話ししました。またこれから暑くなりますので、特別篇に夏にお勧めの冷たいお茶の美味しい淹れ方をご紹介しました。一言で冷たいお茶と言っても、水出し茶とアイスティに分けられます、それぞれ向いているお茶と淹れ方を紹介しました、教室の後、参加者より特別篇がとても参考になりましたとのご連絡が入り、嬉しかったです。ご興味を持っている方は、info@issa-issyu.comにご連絡頂ければ、冷たいお茶の美味しい淹れ方の資料を差し上げます。

後半の実技は、4煎を淹れました。試飲会を2度もした成果として、全員美味しく淹れることができました。

お揃いの茶服で

 

あっという間の1時間40分でした、楽しくて、また10分オーバーしてしまいました。

このような感じで、第11回無料中国茶教室を無事に開催致しました。

では、また7月にお会いできるのを楽しみにしております。

2021年6月26日

一茶一酒 ありす