いつもありがとうございます。伊豆高原Natural Chinese一茶一酒でございます。
今月20日に、感染対策をしっかり取った上、無事に中国茶教室の特別企画~春節茶会を開催することができました。当日特別茶会のため、参加者の皆さんにお願いして、正装でのご参加でとても華やかで晴れやかです。ご協力ありがとうございました。そして、伊豆新聞の記者がわざわざ取材に来て頂き、誠にありがとうございました。
開催後、「伊豆高原になかった中国文化を知ることができて、とても貴重な経験をさせて頂いて、ありがとうございました。」と多くの参加者からお礼のメールを頂き、心から嬉しかったです、中国から物を取寄せたりして、正直準備は大変でしたが、振り返ってみると全てが良かったです。また来年も開催したいと思っています。
では、当日の風景を紹介させて頂きます。
当日の春節茶会の構成は、まず最初に「福」の字と「春聯」を貼ることです。参加者の皆さんがほとんど初めて見るもので、「福」の字と「春聯」の由来を紹介して、そして、皆さんにとって福の多い一年になりますようにという願いを込めて、一茶一酒の玄関や店内に貼って頂きました。
次は花所望です。日本茶道の花所望の意味合いを取り入れて、自由にカジュアルにアレンジさせて頂きました。塩月弥栄子さんが書いた『花所望』の本の内容を引用しながら、当日用意した花を説明しました。季節を表わす、赤白梅、椿、桜、水仙など、そして、春節のメインカラーからレッドロビンなど、茶の湯の初会によく使用される柳、と季節の先取りで、雪柳、木蓮などを用意しました。皆さんは楽しそうに、選んで、挿して頂きました。お蔭で、茶席が一層華やかになって、とても素敵になりました。
三番目は、特別レッスンでした。春節の過ごし方について、お話をさせて頂きました。また川嶋さんは偶然に中国で春節を過ごしたことがあって、その話も交じりながら、春節のイメージを紹介致しました。その話をしているうちに、実家に帰りたくなって、早くコロナが収束して、いつも通りの生活に戻ることを願うばかりです。
最後には、試飲と試食です。今回は春節茶会なので、めでたい日に相応しい八宝茶にしました。今回は取り寄せたものを使用しましたが、来年から一茶一酒オリジナル八宝茶を作る予定です。八宝茶の由来などを紹介して、八宝茶は8種類というわけではなくて、「たくさんの<体にいい>宝物」という意味です、参加者の皆さんがびっくり。
試食は春節に中国の北方に食べる水餃子と南方に食べる団子です。なぜ水餃子なのか、なぜ焼き餃子や蒸し餃子がだめなのか、を説明しながら、召し上がって頂きました。団子は中国語で団らんの発音に近いから、食べるようになったと団子の説明も致しました。
まだまだ書きたいことがたくさんありますが、茶席の設えについてとか、一歳ちょっとの次男坊が騒いて、付き合わないといけないので、ここまでにします。笑。皆さんのおかげで、とても楽しい、そして充実した春節茶会になって、心から感謝しています。今回のお茶会のヒントを与えて頂いた伊豆新聞の福島様に感謝です。来年もやりますと福島様に報告して、もしかしたら第30回春節茶会を迎える日があるかもしれませんと半分冗談で、決心を語りました。
では、また次回のお茶会に!
2022年2月27日
一茶一酒 ありす