第十八回無料中国茶教室(桂蜜紅茶)の風景

第十八回無料中国茶教室(桂蜜紅茶)の風景

2022.7.23
中国茶教室
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いつもありがとうございます。伊豆高原Natural Chinese一茶一酒でございます。

今月の第三日曜日~7月17日に、感染対策をしっかり取った上、無事に第18回無料中国茶教室を開催致しました。

今回のテーマは桂蜜紅茶(花茶)で、いつもの自己紹介、レクチャー、試飲という流れで行いました。

 

今回は先月に続いて、紹興産のお茶をご紹介しました。今回は桂蜜(キンモクセイ)紅茶という名前のお茶で、花茶(再加工茶)に属します。

このお茶は、紹興甘リン鎮の山奥にある古木から取った「八月桂」という格別のキンモクセイの花と上質な寺山(しさん)紅茶より造られました。

茶葉は、茶色がかった黒色で、茶水は透き通った赤です。香りが高くて、口に含んでいると、上品なキンモクセイの香りが鼻に戻ります。茶水はとてもまろやかで、お味はしっかりしていますが、渋みと苦味を強調し過ぎず、とてもバランスのいいお茶です。茶殻が弾力があって、使用する茶葉の良さ、丁寧に造られたことが分かります。

桂蜜紅茶をご紹介すると同時に、ジャスミン茶(龍珠花茶)と桂花烏龍茶の茶葉もお見せして、良質な花茶を選ぶ時のポイントを説明致しました。

左側の写真から、桂蜜紅茶の茶葉、茶水、茶殻

レクチャーの様子

レクチャーの後、試飲を行いました。

まず茶器の紹介からです。

中国茶道の基本となる道具類をお見せしながら、使い道、持ち方などをご説明しました、皆さんは興味津々に聞いてくれました。

その後、試飲です。とてもいいお茶なので、8煎でも平気ですが、時間の関係で4煎淹れました。

4煎になっても、お味は全く変わらず2煎目とほぼ同じクオリティでした。煎持ちが良く、各煎はもちろん味わいも香りも変化しますが、全体的なクオリティのバラつきが少ないのがいいお茶の一つ大きな特徴です。

試飲の風景

いつもでしたら、川嶋さんと一緒に淹れて、皆さんに飲んで頂いて、時に二人が淹れたお茶の違いを飲み比べたり、とても楽しいのですが、今回川嶋さんは手首の骨折で欠席しました、この無料中国茶教室を開催して以来、初めてのことです。なんだかとても寂しくて、はやく治りますようにと祈るばかりです、川嶋さんという心の友の大切さを一層感じました。

最近、コロナの感染者数が急増して、また少し大変な時期になりますが、皆さんと一緒に身体に気を付けて、乗り越えていきたいと思います。暑い日も続いていますが、くれぐれもお身体をご自愛ください。

このような感じで、無事に第18回無料中国茶教室を開催致しました。素敵な時間を過ごせて、皆さんに感謝しています。

次回-第19回無料中国茶教室は、感染対策をしっかり取って、8月の第三日曜日に開催する予定で、また別途アナウンスします。ただし、8月の教室はすでに定員になり、申し込みたい方は9月の席になりますので、ご了承くださいませ。

では、次回皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

2021年7月23日

一茶一酒 ありす